※新築時の部屋割りをまったく変更しているので、
「リフォーム」ではなく正確には「リノベーション」です。
貫禄あふれる古民家を改装いたしました。
施工前。お施主様が豪商の家を移築されました。柱はすべてケヤキ材。
入口には大きな踏み石を。 建具は既存のものを流用。
施工前。
玄関を入ると足元にケヤキの一枚板がお目見え。地板として活躍していたものです。
天井の古材ケヤキとも歩調を合わせ、遠近感で奥に吸い込まれるよう。
入って右には天井板の屋久スギ板を衝立として流用。
玄関入って奥右のアトリエスペース。
飾りではない、機能している約20mの梁の威圧感たるや。
開放感を演出する巨大木製建具。材料はピーラー（ベイマツ）です。
大きなガラス戸が南向きで明るさを取り入れ大自然と一体になれます。 （このサイズの木製ガラス戸は弊社史上最大の高さ2700mm）。
北側の窓も開けた時に景色を邪魔せず楽しめるよう建具をデザインしました。
こちらもピーラー（米松）製です。
扉を開けると気が遠くなるほど奥にあるトイレ。 （ぎりぎりまで我慢していれば痛い目にあいますよｗ。）
手洗い受けはお施主様の作品。手を中に入れペダルを踏んで水を出すので仕掛けじみてワクワクします。かつ水が飛び散りにくいアイデアもの（いつもながら感心します）。
ケヤキの建具（舞良戸）を開いて住居スペース。
こちらの建具はこの古民家で使われていた古材ケヤキを用いて作ったものです。
どこの窓からも緑が見えます。
このような自然豊かなところに住めるなんて幸せに違いありません（贅沢ですね）。
リビングキッチンからもウッドデッキに出られます。 かなり広いです（広すぎます）。
施工前。
洗面部。水受けの陶大皿。
洗面トップは窯元のお施主様ならではの松の板。
ご存じのとおり松は窯にくべる材料として使われているものです。
階段部。ケヤキの踏み板。
天井が高いために段数が20段にもなりました（高すぎます）。
階段の落下止めには庭に生えていた竹を用いました。 （竹林みたいです）
2階。旅館のような設え。
廊下の上を見上げるとここにも本物の梁。
壁材の土は陶芸の土をお施主様が自ら塗られました（雰囲気良いです）。
2階の部屋の一つ。
いろいろと難しいところがありました（天井が高すぎです）。
外東側の土壁を風化から防護する意味も込めて、お施主様のアイデアでクライミングウォールを設置しました。
（子供たちが大喜びです）
施工前。土壁がむき出しでした。
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