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いろいろ理由があります。
「飲食店を始めるのでカウンター材がほしい。せっかくなので無垢の一枚板がほしいけど、無垢って高いんだろうな・・・。」
「新築で無垢一枚板のキッチンカウンターをつけてみたいけど、どれぐらいするんだろう?」 |
たしかに、無垢材は集成材に比べると高いです。
高いには主に下記の理由があります。
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まず、無垢材自体が天然もの。
直径50〜80cmにも成長するには気の遠くなる年月が必要。
加えて、カウンター材として使えるようにすべてがまっすぐに育つわけではない。
カウンターになるような巨大な木を、山奥から市場まで運ぶ。
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原木からカウンターになるまでに下記のような時間・場所・工程が必要。
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製材(丸太を板状にスライス。虫穴・腐り、割れ、節などがあるのでこの時点で使える部分はかなり減ってしまう) |
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耳についている皮を取り除く。 |
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2〜7年ほど自然乾燥(もしくは人工乾燥)。
時間と、長いものだと12m程度の木材を保管する場所が必要 |
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乾燥の過程で割れが生じる。ここでも使える部分がかなり減ってしまう。
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生じた反りや歪みを除くため再度製材。 |
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お客様のご希望の厚みに削る。
実際商品となる体積は原木丸太からみて平均で4分の1以下。 |
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これらにより、無垢材自体が大変貴重なものになってしまっているのです。
しかし、無垢材には他のものに代えがたい価値があります。
陳腐ながら「無垢材は一生もの」です。
飽きることは、・・もちろんあります。それでも、形を変えて別用途として残すことができる点で優れています。
自然の造作である木目の美しさからのやすらぎ感や、味わい深い質感から得られる充実感やワクワク感は形を変えても変わることはありません。
むしろ表情が変わって違う景色が楽しめ、ストーリーを残せることは、テレビの有名なリフォーム番組を見るまでもありません。 |
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「普通は傷がつけば傷だけど、無垢材は傷が味になる」という言葉もあります。
カウンターの場合、お店であれご自宅であれ、永く使うもの。
たしかに高い買い物ではありますが、それにふさわしい価値はあると思われます。 |